ALTE MESSER

家出日記 #3 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
家出をしても仕事を休むわけにはいかぬ。重い足取りで職場へと向かう。



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
そしてまた夜が来た。 寒さがこたえる。 今夜はどこでどう過ごそうか……

家出日記 #2 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
若い頃はネオン街が大好きだったが、今ではそんな賑やかなところがすっかり苦手になり、暗くて静かな方へと自然に足が向く。しかし、家路を急ぐ人を見るにつけ、侘しさが募ってくる。



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
当てもなく街路を歩くうちに、ふと見ると、おぼろ月が浮かんでいた。写真的にはあまり見栄えのしない寝待月だが、今の自分には「あっ!」と声に出るほど嬉しい出会いだった。月を見て、こんなにありがたいと思ったことは久しくなかったように思う。

家出日記 #1 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
先日、家出した。まさかこの歳になって家出することになろうとは思いもよらなかったが、積もりに積もった不満がついに爆発し、取るものも取りあえずカメラだけ引っ掴んで街に飛び出してきた。しかし、自分の居場所など何処にもないことにすぐに気づいた。もともと用があるときしか街に出て来ず、用が済んだらさっさと家に帰る習性の自分であるから、用もないのに街でひとり、どうやって過ごしたらいいのかまったく見当もつかない。仕方なく駅前のベンチに腰を下ろしてワンカップを呑んだが、侘しいものだった。



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
いつまでも駅前に居たって仕方ないので、とりあえず今夜の宿を確保した。それからどこか適当な居酒屋にでも入ろうと思ったが、これがなかなかどうして難しい。家内と二人なら海外のどんな店でも平気で入るのに、ひとりだと地元の居酒屋にすら入れない。己の無能ぶりをつくづくと思う。同時に、自分などは当座の金もあり、夜露をしのぐ宿もあるが、帰る家もなく、宿もなく、持ち合わせも乏しく腹を空かせた人はどんなにか侘しいことだろうと、しみじみ思った。

BARCELONA #25 


市民のカテドラル / 10:30 PM

BARCELONA #24 


夜明けのカテドラル



昼間のカテドラル



夕照のカテドラル

BARCELONA #23 


RICOH GR

BARCELONA #22 


SONY α7R ll / FE 24-70mm F2.8 GM
イタリア人のハネムーン? 「バルセロナのカテドラルで永遠の愛を誓う」という趣向だろうか。 とにかく最高に幸せそうだ。

BARCELONA #21 


SONY α7R ll / FE 24-70mm F2.8 GM
午後十時、あの三人組がまた現れた。画面手前のホットパンツの三人である。彼女らは午前中、カテドラルに入場する列に並んでいたが、その服装を係員に見咎められて列の外に出された。彼女らは憮然とした様子で腕組みをしたり腰に手を当てたりして抗議の意思を示していたが、やがて諦めて引き上げていったのである。カタルーニャ州で最も格式の高いカテドラルであるから、水着まがいのこんな恰好では仕方あるまい。しかし、そんな嫌な思いをしてもへこたれずに、またこの広場にやってきたのが面白かった。

石狩 #5 


SONY α6500 / FE 70-300mm F4.5-5.6

石狩 #4 


SONY α7R ll / FE 24-70mm F2.8 GM