ALTE MESSER

アムステルダム #06 


アセリン 『威嚇する白鳥』 1650年
この絵のインパクトときたら物凄かったです。並みいる名画達の中でも抜群の訴求力があり、遠く離れたブースからでも私の目を捉えて離しませんでした。間近で見ると額縁から本当に飛び出して来そうな大迫力で、自分の写真に足りないのはこうした大胆なフレーミングと躍動感だなぁと思い知らされました。


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いい絵だなぁ……と、じっくり魅入ってしまいました。何より彼の右手がうらやましい……。こんなにいい絵を描いたのはいったい誰だろうとキャプションを見たら、なんとレンブラントでした。そりゃあいいに決まってますね。


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この絵は作者も題名も失念してしまいましたが、暗部からハイライトにかけての階調変化がとても印象的で、このようなトーンを自分の風景写真に活かすことはできないものだろうかと考えながら撮ってきました。


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アーフェルカンプ 『Winter Landscape with Ice Skaters』 1608年
一見して「あれ? ブリューゲルにこんな作品があったかな?」と思ったら、別の画家でした。画像クリックで中心部が拡大します。見ていて実に楽しい絵です。ブリューゲルの作品にも庶民がスケートを楽しむ風景が出てきますが、こんなに昔からオランダの人々はスケートに親しんできたわけですね。その国の選手と互角以上の戦いをしているのですから、日本のスケート選手も凄いもんだなぁと思いました。


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ベルクヘイデ 『ヘーレン運河のゴールデンカーブ』 1672年
何が驚いたかと言って、この絵の描かれた年代を見て我が目を疑いました。1672年ですよ。日本では草鞋を履いて参勤交代が始まった頃に、アムステルダムではもうすでに現在の運河とビル街が出来上がっていたというのですから、本当に驚きました。更には、描かれている人々の服装を見ると、豊かさとはどういうものであったかということを改めて考えさせられました。


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ゴッホ 『自画像』 1887年
この画家の絵を見るとき、私はいつもどうしようもなく切なくなって、熱いものが込み上げてくるのを禁じえません。明日はゴッホ美術館を訪問する予定ですが、今日、この作品と対面しただけでもう涙がこぼれてきました……