ALTE MESSER

緑のマジックアワー 


SONY α6500 / FE 100-400mm GM
夕焼けを追って走っているうちに、またしても見知らぬ道に入り込んでいた。どうやらそろそろ撮り頃の限界が近づいる。ここで車を停めてカメラを構えた。ふと見ると、電線に一羽、夕暮れの風情を理解するカラスがいた。フレーミングにかなり無理があるが、どうしても入れてあげたくて、こんな構図になった。



SONY α6500 / FE 100-400mm GM
ところで、マジックアワーといえば風景写真をやる人なら誰もが知っているように、ゴールド、オレンジ、パープル、ブルーと、色という色が重なり合って、刻々と彩りを変えていく日没後わずかな時間帯であるが、そうした鮮やかな色彩の中にあって、ほんのごく短時間、上空が緑色に染まる瞬間がある。写真を始めて十年くらいはそのことに気づかず、派手なオレンジやパープルばかりを見ていたが、ここ数年はこうした地味なグリーンにも注意を払うようになった。ゴッホの絵がそれを教えてくれたのである。「ホワイトバランスが正しくないのでは?」などと思っているうちは、要するにまだ何も見えていなかったということ。